お遍路中の金剛杖の取り扱い
金剛杖とは、お大師様の化身です。大切に扱うことは勿論、守るべきルールもあります。
- 橋の上で杖をついてはいけません
- 宿に入る前に、金剛杖を洗うこと(自身よりお大師様優先です)
- 汚い場所には置かないこと(具体的にはお手洗いには持ち込まない等)
- 刃物で削ったりしないこと
- 他人の金剛杖は使わないこと
- お遍路が終わったら奉納するか自身の葬式で棺に入れること
区切り打ちなど途中で帰る場合
基本的には自宅等へ持ち帰ることになります。お寺や宿で預かってくれるというサービスはないため、他の荷物と同じように持って帰るか、宅配便で自宅へ届けることになります。
他の荷物と同じように持って帰る場合は、新幹線やバス、飛行機などの規則に従って持ち運べば問題ありません。あとは周りの方に迷惑をかけないように気を付けるぐらいでしょうか。
間違っても「私はお遍路をしているのだぞ!修行しているのだぞ!周りは気を遣え!」といった態度は取らないようにしましょう。
宅配便の場合は宅配便の受付をしている場所(コンビニ等)に持っていけば受け付けてくれます。送り状を事前に用意して、荷物も袋などで包んでおくとスムーズに申し込むことが出来ます。送り状はコンビニ等に置いてあります。
飛行機、新幹線、夜行バスへの持ち込みについて
大前提として各社の規則に従ってください。ここからは私が調べた範囲では情報をまとめておきます。
飛行機の場合、機内への持ち込みは出来ません。荷物として預けることになります。金剛杖は縦に長いため機械ではなく人のいる受付で預けることになります。場合によっては追加料金がかかるかもしれません。
新幹線の場合、車内に持ち込めます。他の人の迷惑にならないように手に持つのが良いでしょう。
夜行バスの場合は各社により対応が異なるかと思います。荷物として預けるか、車内に持ち込んで手で抱えることになります。事前にバス会社に確認しておくとスムーズにいくと思います。
